
Workshop of Anthony van Dyck · PD
ヤン・カスパル・ヘファールツ(1593-1666)。法学者、歴史家、文献学者
作品情報
ストーリー
この肖像の人物はヤン・ハスパル・ヘファールツ、ラテン名でゲファルティウスと呼ばれ、40年以上にわたってアントウェルペンの市書記官を務めた。同時に当代屈指の古典学者であり、ペーテル・パウル・ルーベンスの親友でもあった。1635年、若い総督である枢機卿皇子フェルディナントがアントウェルペンに華々しく入城したとき、ルーベンスは壮大な凱旋門を設計し、そこに掲げられたラテン語の銘文や標語を書いたのがこのゲファルティウスだった。手にした本は、そうした学問一筋の生涯を指し示している。この絵そのものは、アントニー・ヴァン・ダイクが本人を前に描いた肖像を忠実に写した古い模写で、その原作は今もアントウェルペンにある。ヴァン・ダイクはこの仲間たちをよく知っており、原作は机に向かうゲファルティウスを、友人たちが見慣れた姿のままとらえている。




