
Hans Holbein the Younger · PD
ジェーン・シーモア
作品情報
ストーリー
1536年、ホルバインはヘンリー8世の宮廷画家となり、この肖像は国王に仕えて最初に手がけた作品の一つです。ジェーン・シーモアは、キャサリン・オブ・アラゴン、続いてアン・ブーリンと、二人の王妃に侍女として仕えていました。1536年5月にアンが斬首されてわずか数日後、王は彼女と結婚します。三人目の妃でした。ホルバインは彼女を身じろぎもしない冷ややかな姿で描きました。金糸の刺繍と宝石で重く飾られた赤いドレスに、角張ったイングランド風の切妻形の頭巾。真珠の一粒一粒が、顔と同じ正確さで描かれています。1537年10月、彼女は待望の世継ぎ、のちのエドワード6世を産み、その十数日後に亡くなりました。この絵は長い旅をしています。画家伝の著者カレル・ファン・マンデルが1604年にアムステルダムの通りで見た「イングランド王妃の肖像」がこれかもしれず、1720年からはウィーンの絵画館の記録にあります。





