
Eugène Delacroix · CC-BY-SA-4.0
ライオンと猪
作品情報
ストーリー
パリ植物園の動物園には1830年代からライオンがいて、ドラクロワは彫刻家バリーと連れ立ち、檻の前で何度も写生をしている。この画面は縦46センチほどの小品で、左下に1853年の署名がある。画家は55歳、市庁舎の平和の間の大装飾に追われていた時期で、こうした獣の絵は収集家の部屋に掛けるための寸法で描かれた。ライオンと猪の組み合わせに古典の典拠はなく、筋肉と毛皮と土の色がぶつかり合う場面そのものが主題になっている。ルーヴルに入ったのは1902年、実業家トミー・ティエリーの遺贈によるもので、いまはシュリー翼の942室に掛かっている。




