
Anthony van Dyck · PD
聖母子と三人の悔悛者
作品情報
ストーリー
1629年ごろ、ヴァン・ダイクはイタリアで数年を過ごし、ティツィアーノやヴェロネーゼを吸収してアントワープに戻っていた。チャールズ一世の宮廷画家となるロンドン行きまでは、あと数年のことである。ここで彼は、聖母子の前に風変わりな一団を集める。罪を犯し、のちに悔い改めた三人の聖書の人物だ。人妻を奪うために一人の男を死地へ送ったダビデ王。マグダラのマリア。そして遺産を使い果たして家に帰った放蕩息子。告解を捨てたプロテスタントの土地に囲まれたカトリックのアントワープで、悔い改めを主題とする絵は一つの立場を示していた。一世紀のち、この画布はルーヴルのルイ十四世の玉座の間に、王のイタリア絵画とともに掛けられていた。今見えるマグダラのマリアの顔は、その多くが修復家の手によるものだ。




