キリストの亡骸を悼むマグダラのマリア

キリストの亡骸を悼むマグダラのマリア


作品情報

制作年
1867
技法
油彩

ストーリー

ベックリンが生まれ故郷のバーゼルに戻ったばかりの1867年に描いたのが、この横長の暗い画面です。この町にはすでに、ヨーロッパ美術でも屈指の容赦ない死せるキリスト像がありました。ハンス・ホルバインが1520年代にバーゼルで描いた、墓の中に横たわる硬直した孤独な遺体を映す細長い板絵です。ベックリンの絵は、それに触れることで応えます。彼はキリストを一メートル半近い画面いっぱいに横たえ、その傍らにマグダラのマリアを置きました。彼女は温かい体を折り重ねるように屈み込み、彼を抱きかかえています。この作品は1868年1月にバーゼルのシュタットカジノで公開され、市の美術委員会が展示壁からそのまま買い上げました。以来この絵はバーゼルにとどまり、応答しているかに見えるあのホルバインから、ほんの数歩の場所にあります。

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