ミダスとバッカス

Nicolas Poussin · PD

ミダスとバッカス


作品情報

アーティスト
ニコラ・プッサン
制作年
1630
技法
油彩・キャンバス
種類
絵画
寸法
98.5 × 153 cm

ストーリー

プッサンがこの絵を描いたのは、1620年代半ばにローマに落ち着いてまもなくのことでした。古代彫刻とティツィアーノの温かな色彩を貪欲に吸収していた、若きフランス人です。題材はオウィディウスから取りました。ミダス王が酒の神バッカスの前にひざまずき、触れるものすべてが黄金に変わるという、あの命取りの願いを乞う場面です。そしてプッサンは、同じ画面のなかにもう結末を描き込んでいます。右手の奥に、小さく青ざめたミダスがパクトロス川に入り、呪いを肌から洗い流そうとしています。だからこそギリシア人は、その川が黄金を運ぶのだと語りました。手前では、酔いつぶれた老シレノスのかたわらでニンフが眠っています。ミダスがまもなく味わえなくなる、ありふれた喜びです。

こんなアートをどこでも。家でも館内でも。まもなく。