
Jacques-Louis David · PD
サン・ベルナール峠を越えるボナパルト
作品情報
ストーリー
1800年5月、ボナパルトは軍を率いてグラン・サン・ベルナール峠を越えた。実際には天気の落ち着いた日に、案内人が手綱を引く騾馬の背で越えている。スペイン王カルロス四世がこの場面の絵を注文したとき、ボナパルト自身は、荒れ狂う馬の上に静かに座った姿で描いてほしいと言ったと伝えられる。ダヴィッドが仕上げたのが、棹立ちの馬と、その背から先を指す司令官だった。同じ構図は細部を変えながら五点描かれ、そのうちの一点がミラノに送られて、イタリア共和国の政庁を飾っている。ロンバルディアがオーストリアの手に渡ったのち、この絵は1834年にウィーンへ移された。手前の岩には、ハンニバルとカール大帝の名と並べて、ボナパルトの名が彫り込まれている。





