
Giorgione · PD
裸婦
作品情報
ストーリー
壁から剥がされた一枚の断片です。高さは二メートル半ほど、壁龕に見せかけた枠の中に、髪をまとめた裸の女性が立っています。手には球を持っていますが、それ以外の持ち物は漆喰ごと失われてしまい、この女性が何の寓意なのかは今も分かっていません。もとは大運河に面したドイツ商館、フォンダコ・デイ・テデスキの外壁で、1505年の火事のあとに建て直された建物に、1508年ごろジョルジョーネが描いたものです。ヴェネツィアの塩気と湿気は外壁の壁画を長くは残さず、1760年に版画家ツァネッティが記録した時点で、すでにこれだけの姿でした。1937年に壁から外され、今はアカデミア美術館の16世紀の部屋に置かれています。





