
オアシス
作品情報
ストーリー
美術館の記録でたどれる最初の持ち主は、画家本人です。1901年、77歳のジャン=レオン・ジェロームは、この絵をパリとニューヨークに店を構える画商ブッソ・ヴァラドン商会に売りました。グーピル商会を引き継いだ会社です。商会の在庫台帳には「水を飲むラクダ」という題で記録されており、絵に描かれているのもまさに砂漠の水場のラクダたちで、左下には大文字の署名があります。美術館は制作を1857年ごろ、ジェロームが初めてエジプトに滞在した直後としています。つまりこのカンヴァスは40年以上も画家の手元にあったか、あるいは一度離れてから戻ってきたことになります。1901年10月30日、画商はこれを、その年の春まで合衆国上院でコロラド州選出の議員を務めていたエドワード・ウォルコットに売りました。1905年に彼が亡くなると、絵はマサチューセッツ州ローレンスの聖職者だった弟に渡り、弟は亡くなる際に地元の基金ホワイト・ファンドに遺贈しました。この基金が1912年11月から、絵を美術館に寄託しています。




