
Sukkoria · CC-BY-SA-4.0
ペルセウスとアンドロメダ
作品情報
ストーリー
1853年、ドラクロワは55歳で、パリ市庁舎の「平和の間」の天井画にかかりきりだった。始まったばかりの第二帝政のもとでの大仕事で、その装飾は1871年の市庁舎の火災で失われている。同じころに紙へ油彩で描かれたこの小さな画面は、いまシュトゥットガルトの州立美術館にある。
主題はペルセウスとアンドロメダ。岩に鎖でつながれた娘のもとへ、ペルセウスが空から降りてくる。手にしているのはメドゥーサの首で、これから海の怪物に向けられる。ドラクロワがこの場面を組み立てるとき念頭にあったのは、同じ主題を描いたティツィアーノの絵だとされている。
同じ主題の油彩の下絵はもう一点伝わっていて、こちらはアメリカのボルティモア美術館にある。どちらも紙に描かれた、縦40センチあまりの小さな画面である。




