
Ivan Shishkin · PD
ポレーシエの風景
作品情報
ストーリー
ポレーシエは、いまのベラルーシ南部からウクライナ北部にまたがる、ヨーロッパでも最大級の湿地帯だ。1873年、ロシア帝国はここに西部排水遠征隊を送り込んだ。技師イオシフ・ジリンスキーの指揮のもと、25年をかけて4000キロを超える排水路と500以上の橋が掘られ、沼地は牧草地と耕地に変わっていく。シーシキンがこの土地を訪ね、ポレーシエと題する何枚かのカンヴァスを描いたのは、その工事のさなかだった。
ミンスクのベラルーシ国立美術館にある一枚が写しとったのは、刈り取りの済んだ平らな畑だ。穂束の山が点々と一列に並び、地平線には濃い森の線が一本走るだけで、あとはほとんど空が占めている。横117センチ、縦71センチという細長い画面で、ミンスクのベラルーシ国立美術館が所蔵している。




