
Attributed to Sebastiano del Piombo / Attributed to Palma Vecchio / Attributed to Giorgione · PD
若い男の肖像
作品情報
ストーリー
1505年から1510年頃、イタリアの教養人たちは、絵画と彫刻のどちらがより生に迫れるかを好んで論じ合った。彫像なら周りを歩いてあらゆる方向から眺められる。画家たちは、その主張にどう応えるかを探っていた。この若者は、その答えのひとつなのかもしれない。彼はこちらへ勢いよく振り向いていて、私たちは背中と顔を同時に目にする。アルテ・ピナコテークは、このポーズを諸芸術の競い合いへの絵画からの発言として読めると示唆している。美術館は、この振り向く人物像をジョルジョーネの最も革新的な肖像の型のひとつに数える。この絵は複数の感覚にも訴えかける。狐の毛皮とキルティングを施したサテンの袖は思わず触れたくなるように描かれ、勢いのある首の動きは、彼が何かを耳にした直後であることを思わせる。この板絵に結びつけられた名前は時代とともに移り、セバスティアーノ・デル・ピオンボやパルマ・イル・ヴェッキオの名も挙がったが、美術館はいまジョルジョーネの作としている。シュライスハイム宮殿にあった選帝侯の絵画館から伝わった作品である。




