
バーゼルのヤーコプ・マイヤー・ツム・プファイルの肖像
作品情報
ストーリー
1511年ごろのバーゼルは、ライン川に臨む豊かな都市で、その富は商業、印刷、そして毛織物取引に支えられていた。この肖像に描かれているのは、そうした商人一族の一人、家の紋章の矢にちなんで「ツム・プファイル」と呼ばれた家系のヤーコプ・マイヤーである。のちにホルバインが描いた市長「ツム・ハーゼン」の同名のヤーコプ・マイヤーと混同されやすいが、両者は別の一族だった。作品は、デューラーのかつての弟子で当時上ライン地方で活動していたハンス・バルドゥング・グリーンの周辺の画家に帰属されている。描かれた人物に残された時間は短かった。彼は1515年より前、二十歳をわずかに過ぎたばかりで世を去った。




