
仮装したルイ・リシャール・ド・ラ・ブルテッシュの肖像、旧称「音楽」
作品情報
ストーリー
ルイ・リシャール・ド・ラ・ブルテッシュと弟のサン=ノン師は、サン=ノン・ラ・ブルテッシュの領主ジャン=ピエール・リシャールの息子で、父の称号を半分ずつ分け合いました。二人はまた画家ルイ・ド・ブーローニュの孫でもあります。1722年生まれのラ・ブルテッシュは金融の世界で身を立て、王室の税収を扱う財務総徴税官を務めました。フラゴナールは彼にスペイン風の衣装を着せています。黄色い絹に白いひだ襟、髪には赤い飾り。ギターを手に、いたずらっぽい笑みを浮かべて振り返る姿です。この絵は長く「音楽」と呼ばれ、寓意画のように扱われていました。ルーヴルが人物の特定をあらためて確かめたのは2013年のことです。右下には厚い絵具で「frago 1769」と署名があります。裏面の古いラベルには、フラゴナールが1769年に一時間で描いたと記されていて、この連作の肖像が驚くほど速く描かれたという有名な話は、このラベルに由来しています。




