
ピエトロ・アレティーノの肖像
作品情報
ストーリー
ピエトロ・アレティーノは君主でも兵士でもなく文人であり、その双方を震え上がらせた。ヴェネツィアから諷刺や書簡やあからさまな醜聞を吐き出し、報酬しだいで他人の名声を持ち上げも潰しもして、ついには諸侯の鞭と呼ばれた。王たちは機嫌を損ねまいと彼に贈り物を送った。画家ティツィアーノの親しい友で、幾度も肖像に描かれており、この模写のもとになった原画もそのヴェネツィアの交わりから生まれた。アレティーノはまた、その世紀で最も悪名高い好色詩をも書き、そのために彼の名は何世代にもわたって真っ当な書棚から遠ざけられた。自らの姉妹をめぐる下卑た冗談に笑い転げ、椅子から後ろへひっくり返って死んだと伝えられる。



