
Jean-François Millet · PD
じゃがいもを植える人々
作品情報
ストーリー
1867年のパリ万国博覧会では、フランスの美術部門にミレーの油彩九点が並び、この絵もその一つでした。《落穂拾い》も《晩鐘》もそこにあり、審査員はミレーに一等メダルを授けています。《じゃがいもを植える人々》は描かれてからもう六年ほどたち、画商の手を経ていたので、博覧会にはパリの持ち主スルツネール氏が貸し出しました。春の、何も生えていない畑を、男と女が少しずつ進んでいきます。男は鍬を土に打ち込んで穴をあけ、女はその横で身をかがめ、たくし上げた前掛けいっぱいの種芋を一つずつ落としていきます。後ろに広がる平原は、ちょうど緑に色づきはじめたところです。ボストン美術館は、働く夫婦のかたわらにいるロバと眠る幼子が聖家族を思わせるかもしれないと述べています。その二つは左の木の下にあり、ロバは草を食み、子どもは柳のかごのそばで眠っています。




