ザポロージャ・コサックの返書

Ilya Repin · PD

ザポロージャ・コサックの返書


音声ガイド

作品情報

アーティスト
イリヤ・レーピン
制作年
1890
技法
油彩、キャンバス
種類
絵画
寸法
203 × 358 cm

ストーリー

17世紀、勢力を広げるオスマン帝国のスルタンが、ドニプロ川下流に暮らすザポロージャ・コサックに降伏を迫った。伝承によれば、自由を誇る彼らはひざまずくどころか、あらんかぎりの罵倒と下品な冗談を詰め込んだ返書で応えたという。イリヤ・レーピンはこの一場面に、笑いのあらゆる見本と、権力に屈しない共和的な気質を描こうとした。1880年に着手した彼は、コサック研究の歴史家ドミトロ・ヤヴォルニツキーを訪ね、武具や衣装の資料を集めながら、10年以上をかけて画面を練り上げていく。書記の手もとをのぞき込み、口を開けて笑い、腹を抱える男たち。一人ひとりの笑い方が違う。完成した大作はロシア皇帝が3万5千ルーブルで買い上げた。当時ロシア絵画に支払われた額としては最高記録だった。中央で背を向け、上半身裸で笑う大柄な男の書記は、そのヤヴォルニツキー本人を写したと伝わる。

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