雷帝イヴァンとその息子イヴァン、1581年11月16日

Ilya Repin · PD

雷帝イヴァンとその息子イヴァン、1581年11月16日


作品情報

アーティスト
イリヤ・レーピン
制作年
1883
技法
キャンバスに油彩
種類
絵画
寸法
199.5 × 254 cm

ストーリー

1881年、皇帝アレクサンドル2世が爆弾で暗殺され、ロシアは血なまぐさい空気に包まれていました。レーピンはその衝撃と、旅先スペインで見た闘牛の記憶から、300年前の惨劇に筆を向けます。描かれるのは、激高のあまり自らの息子を杖で打ち、致命傷を負わせてしまった直後のイワン雷帝です。我に返った父は、崩れ落ちる息子をかき抱き、こめかみから流れる血を手で押さえようとしています。見開かれた目には、正気と狂気が同時に宿っています。あまりに生々しいこの絵は、後に二度も刃と鉄棒で傷つけられ、そのたびに丹念に修復されました。息子のこめかみを伝う一筋の血は、いまも画面のなかで乾ききらず、濡れて見えます。

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