ルーシの奪還——富と教育、1366年、連作『ポーランド文明史』より

Jan Matejko · PD

ルーシの奪還——富と教育、1366年、連作『ポーランド文明史』より


作品情報

アーティスト
ヤン・マテイコ
制作年
1888
技法
カンヴァスに油彩
種類
絵画
寸法
79.5 × 110 cm

ストーリー

1888年にこの絵が描かれたとき、ポーランドという国は地図の上になかった。三度の分割から百年近く、マテイコはクラクフの美術学校を率いながら、『ポーランド文明史』と題した12点の連作を進めていた。国の歩みを年代順に並べ、印刷による複製を通して広く見られることを念頭に置いた、絵の教科書である。この一点が扱うのは1366年、カジミェシュ3世大王がルーシ、いまのウクライナ西部にあたる地域を王国に組み入れた年で、リヴィウに建つ大聖堂の礎石を据える場面が描かれている。王の手にあるのは、彼が定めさせた法典である。板に描かれた画面は横110センチほどで、歴史画としてはごく小さい。マテイコは連作を仕上げた四年後、1893年に世を去った。

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