
San Andrés · PD
聖アンデレ
作品情報
ストーリー
この画布の右上に、黒い絵具で画家の署名と1641という年記が入っている。この年代がどうも収まりが悪い。プラドにある同じ連作のほかの使徒たちは1630年代の初めに描かれているからだ。美術館が1872年から1907年にかけて目録をまとめたとき、この絵を連作に含めるという記述には疑問符が付けられた。そこに残る描写は具体的である。長い白髭の老人が黒い服で正面を向き、右手から魚を下げている。アンデレはガリラヤ湖の漁師だった人物で、魚はその後16世紀にわたる図像で彼から離れなかった。この作品はエル・エスコリアルの王子の館から王室に入った。大きさは76×63センチ、連作のほかの絵と同じ小さな判である。




