
Jusepe de Ribera · PD
聖バルトロマイ
作品情報
ストーリー
1641年のナポリはスペインの副王が治めており、当時の副王はメディナ・デ・ラス・トーレス公であった。その地でリベーラは、男二人と女二人からなる悔悛の聖人四点の連作を描いた。注文主は分かっていない。四点はいずれもプラド美術館にあり、このバルトロマイは連作の型をよく示している。岩に腰かけた単独の人物を低い視点から組み立てて見上げる姿にし、画面の横には開けた空を帯状に差し込み、暗がりには樹の幹が斜めの線を入れる。彼と分かる手がかりは右手に掲げた小刀で、生きたまま皮を剥がれたという伝承による。1658年、この四点はフランドル担当国務書記ヘロニモ・デ・ラ・トレの財産のなかに記録され、1772年にはマドリードの王宮に掛かっていた。




