
十字架を礼拝する聖フランチェスコ
作品情報
ストーリー
1585年、20代半ばのアンニーバレ・カラッチは、ボローニャの外の注文主のための最初期の仕事のひとつとして、パルマのカプチン会修道士たちの主祭壇に掲げるピエタを描いた。カプチン会はフランシスコ会の厳格な改革派で、その祭壇画では聖フランチェスコが死せるキリストのかたわらにひざまずいている。1956年の修復の際、キリストの手の下の石に1585年の年記が見つかった。縦75センチ、横57センチのこの小さなカンヴァスも同じ年の作で、ここでは聖人がひとり十字架を礼拝している。この大きさの絵は、私邸の一室での祈りのために作られたものだ。のちにローマのピオ家が所蔵し、18世紀半ばからカピトリーノにある。




