聖痕を受けるアッシジの聖フランチェスコ

El Greco · PD

聖痕を受けるアッシジの聖フランチェスコ


作品情報

アーティスト
エル・グレコ
制作年
1575
技法
油彩
種類
絵画
寸法
40 × 53 cm

ストーリー

エル・グレコは生涯で、聖痕を受ける聖フランチェスコを、ほかのどの主題よりもくり返し描いた。工房の手が入ったものを含めれば、現存するだけで数十点を数える。トリエント公会議を経た当時の教会は、見た者にすぐ意味の伝わる画面を求めており、余分な登場人物を削いだこの構図は、その求めにそのまま応えている。

ベルガモのアカデミア・カッラーラにあるこの一点では、背景が銅のような赤茶けた色に沈み、聖人はほとんど単色といってよい調子でまとめられている。地元の作品目録は、この下地の扱いをイコンの板の作り方に近いものとして記録している。エル・グレコはクレタ島でイコン画家として出発した人で、ヴェネツィアとローマで学んだ後も、その手つきは残った。

制作年は1570年から1580年のあいだとされ、それ以上には絞り込まれていない。この十年のうちに、彼はイタリアを離れてトレドへ移っている。

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