洗礼者聖ヨハネ

洗礼者聖ヨハネ


作品情報

アーティスト
作者不詳
制作年
1506
技法
油彩

ストーリー

1506年ごろ、レオナルド・ダ・ヴィンチはフィレンツェとミラノのあいだを行き来しており、その工房は彼が着想を得るのとほとんど同じ速さで、その構想の異なる版を生み出していた。この《洗礼者ヨハネ》もそうした世界に属している。同じ主題を描いたレオナルド自身の作品は現在ルーヴル美術館にあり、闇のなかから現れ、ほほえみ、一本の指を天に向けて掲げる聖人を示す。この構図は周囲の弟子たちの手で幾度も模写され、作り替えられた。この板絵はそうした工房による一作で、巨匠自身の手によるものではない。ポプラ材に油彩で描かれ、柔らかな肉づけと、この人物を洗礼者ヨハネと見分けさせる掲げた指、すなわちキリストの到来を告げた説教者のしるしをとどめている。

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