
荒野の洗礼者聖ヨハネ
作品情報
ストーリー
この《荒野の洗礼者聖ヨハネ》は、最初はアルプスの北に掛けられていた。持ち主はサヴォイア公子オイゲン、パリ生まれで、ハプスブルク家の軍を率いてオスマン帝国やフランスと戦った将軍である。彼はウィーンの邸宅、市内の宮殿とベルヴェデーレ宮を絵画で満たし、そのなかにはレーニ風の古典的なボローニャ派の作品もあった。
オイゲンは1736年に没した。親族にあたるサルデーニャ王カルロ・エマヌエーレ3世がその絵画を買い取り、それらは1740年代にトリノへ運ばれた。美術館はこの画布をレーニ円熟後期の傑作のひとつとし、1635年ごろの作としている。描かれているのは荒野のヨハネ、ヨルダン川で洗礼を授けはじめる前、イナゴと野蜜で生きていた預言者である。
2025年10月から2026年1月まで、この絵はレーニ生誕450年を記念する美術館の展覧会に出品された。今はふたたび2階の第26室に掛かっている。




