聖ヨセフと二人の羊飼い

聖ヨセフと二人の羊飼い


作品情報

アーティスト
ディルク・ボウツ
制作年
1487
技法
板に油彩
種類
絵画
寸法
20 × 18 cm

ストーリー

高さわずか20センチほどのこの小さな板絵は、もっと大きな《キリスト降誕》から切り取られた断片で、上端にはいまも天使の衣の跡が残っている。右に聖ヨセフ、その後ろに二人の羊飼いがいる。全体の構図は、1925年ごろベルリンの個人コレクションにあり、のちにニューヨークのウィルデンスタイン画廊に移った完全な模写によって知られている。同じ降誕図のもう一つの断片、祈る聖母の部分はベルリンにあり、1839年に初めて記録されたときにはメムリンクの聖バルバラだと考えられていた。もとの絵では、聖母は左側でヨセフと向き合っていた。

二つの断片はいずれも、1803年に廃止された南ドイツのシトー会ザーレム修道院から出たもので、この一枚はフライブルクの収集家が元修道士から買い取った。1902年にブルッヘでディーリック・ボウツの作として展示され、長く真筆とされてきた。ルーヴルはいまも作者をボウツとしている。一方、美術館自身の解説はベルギーの研究者カトリーヌ・ペリエ=ディエテレンに従い、ボウツの工房から出た作品で、そこそこの腕前の追随者が15世紀最後の四半世紀に描いたものとしている。1927年、ルーヴル友の会を通じた寄贈によって美術館に入った。

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