
Jusepe de Ribera · PD
聖シモン
作品情報
ストーリー
シモンが手にしているのは本と鋸で、彼だと分かるのは鋸のほうである。殉教の道具であり、これを見れば信者は一瞬でどの使徒かを言い当てられた。この絵は十三点からなる使徒連作の一枚で、どの使徒も暗い地を背に半身で、持ち物だけを伴って描かれる。こうした連作は17世紀の教会内部を埋めていた。持ち物の約束事が動かないからこそ、教えるのに向いていたのである。プラド美術館はこの連作について率直に書いている。十三点は出来がかなりまちまちで、工房の手が大きく入った絵と、細かく詰めた頭部とが混じっており、連作はリベーラひとりではなく、リベーラまたはその工房に帰されている。制作は1630年代の初めとされる。カルロス四世がエル・エスコリアルの王子の館から買い上げ、そこから美術館に入った。




