鎖につながれたサムソン

鎖につながれたサムソン


作品情報

制作年
1594
技法
カンヴァスに油彩
寸法
180 × 130 cm

ストーリー

1650年、ボルゲーゼ荘の管理人イアコモ・マニッリは、この裸体像をセバスティアーノ・デル・ピオンボの作品として記録した。ローマでミケランジェロのそばで仕事をした、ヴェネツィア出身の画家である。1678年にはボローニャの伝記作家カルロ・チェーザレ・マルヴァジアがアンニーバレ・カラッチの作としたが、1693年の一族の財産目録ではティツィアーノとされていた。1928年にロベルト・ロンギが改めてアンニーバレの作と認め、制作年はデニス・マーオンによって1594年頃とされている。主題は旧約聖書の士師記から取られている。サムソンはユダの人々に縛られるのを受け入れ、ペリシテ人に引き渡される前に、エタムの洞窟で待っている。両腕は背中で縛られ、うつむいた顔は影に沈む。足もとには、のちに敵を打ち倒すことになるロバのあご骨が転がっている。重く動かない立ち姿は、ミケランジェロの「奴隷」像を思わせる。作品は、ベルニーニの大理石像にちなんで名づけられた「ダヴィデの間」に展示されている。

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