
スザンナと長老たち
作品情報
ストーリー
物語は旧約聖書のダニエル書から取られている。共同体の長老で裁判官でもある二人の男が、裕福な男の妻スザンナの庭に潜み、水浴びする彼女に身をまかせるよう迫る。拒めば、若い男と一緒にいるところを見たと誓って訴えるというのだ。ラテン語の聖書では、彼女は四方から追い詰められたと答える。従えば死、拒めば彼らの手に落ちるからだ。それでも彼女は拒み、大声で叫ぶ。
ルーベンスはこの主題に何度も立ち返った。最初は1606年ごろローマで描いた小さな画布である。こちらははるかに大きく、幅は2.5メートル近い。美術館はこの作品の制作年を1610年から1620年までの十年間としか定めていない。1842年に国王カルロ・アルベルトの寄贈で収蔵された。彼がトリノで王家の絵画を美術館として一般に公開してから十年後のことだ。




