
スザンナと長老たち
作品情報
ストーリー
1783年、マルカントニオ4世・ボルゲーゼ公は、ピンチョの丘に建つ一族の別荘の内装を大がかりに改めていた。その仕事を支えた建築家アントニオ・アスプルッチと、スコットランド出身の画家ギャヴィン・ハミルトンの仲介で、公はフランドル絵画の一群とともにこの作品を買い入れた。画面にはホントホルストの署名と1655年の年記がある。画家がユトレヒトで亡くなる前年の作だ。主題は旧約聖書のダニエル書から採られている。水浴びをしていたスザンナを二人の長老が言い寄り、ひとりが彼女の体を覆う白い布を引き寄せ、スザンナは叫び声をあげる。背後には、プットの像が飾られた噴水から水が落ちている。ニューヨークのメトロポリタン美術館にある1620年代後半の同じ主題の素描では、スザンナは池の縁に腰かけており、この油彩は失われた若い頃の構図を晩年にもう一度描いたものと考えられている。




