青銅の蛇

Anthony van Dyck · PD

青銅の蛇


作品情報

制作年
1618
技法
油彩
種類
絵画
寸法
205 × 235 cm

ストーリー

ヴァン・ダイクがこれを描いたのはまだ十代のころ、1618年ごろで、アントウェルペンにあるルーベンスの多忙な工房の筆頭助手としてだった。主題は《民数記》に由来する。荒野でイスラエルの民を蛇の災いが襲うなか、モーセが青銅の蛇を掲げ、それを仰ぎ見る者は皆生き延びる。筋骨たくましくねじれた身体と、折り重なる群衆はまったくのルーベンスで、彼はルーベンス自身が描いた同じ場面をよく知り、それを作り直した。残された素描は、彼が一歩ずつそれを自分のものへと変えていった様子を見せ、細身の人物像と白をたっぷり含んだ長い筆致は、すでに若き日の彼の署名になっている。まだ19歳だった彼は、数年のうちにイタリアへ旅立ち、ヨーロッパで最も引く手あまたの肖像画家になっていく。

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