
防波堤
作品情報
ストーリー
嵐が茶色い波を木の防波堤に打ちつけている。杭を並べた防波堤は、小屋と木立のある細い岸辺を守り、その向こうでは船が荒天をしのいでいる。ヤーコプ・ファン・ロイスダールが1670年代の初めに描いた、彼の海景画のうちで最も大きな作品である。1783年、ある代理人がアムステルダムの競売でルイ16世のために買い入れた。ところが1793年にルーヴルが一般公開されたとき、画家で画商のジャン=バティスト・ピエール・ルブランはこの絵を「下手に加筆されている」と評した。19世紀の評価はまるで違った。歴史家ジュール・ミシュレやフィンセント・ファン・ゴッホが賞賛し、ターナーはこれをもとに素描を描いて、それはいま大英博物館にある。ウジェーヌ・ブーダンによる模写はル・アーヴルに所蔵されている。




