
Peter Paul Rubens · PD
ルイ13世の成年宣言
作品情報
ストーリー
1614年10月、13歳になったばかりのルイ13世は成年に達したと宣言され、これによって母の摂政は正式に終わりました。たいていの摂政にとって、それは身を引く場面のはずです。ところがルーベンスの構想では、ここがマリー・ド・メディシスの見せ場になります。息子は国家という船の舵を受け取り、母はそのすぐそばに寄り添っています。美術館は、ここでの彼女を王の助言者として読み解き、王国そのものを表す「フランス」が好意のまなざしを向けていると説明します。1614年の出来事を、王太后は自分のギャラリーでこう見せたかったのでしょう。権力を渡したあとも、王の傍らに立ち続ける姿として。この板がパリへ渡ったことは一度もありません。ミュンヘンに残るほかの連作スケッチと同じく、バイエルン選帝侯の絵画ギャラリーから美術館に伝わったものです。




