聖アンナのいる聖家族

Peter Paul Rubens · PD

聖アンナのいる聖家族


作品情報

制作年
1630
技法
油彩・カンヴァス
種類
絵画
寸法
116 × 91 cm

ストーリー

フェリペ4世は、どの画家よりも多くルーベンスの絵を買い集めた。それをどこに掛けるかを決めていたのは宮廷画家ベラスケスで、王室の館の室内を整える役目も負っていた。彼がこの聖家族に選んだのは、エル・エスコリアル修道院の院長参事会室、ラファエロやティツィアーノの作品と並ぶ壁である。画面を結びつけているのは手の触れ合いだ。幼子は母の膝の上に立ち、片手を母のあらわな胸に、もう片方の手を首にかけ、母は子の胴を支えながら左足を下から受け止めている。衣は鮮やかな赤、マントは深い青。聖アンナの腕が二人を包み、髭の年老いたヨセフは頬杖をついて我が子を見つめる。修道院を記述したヒエロニムス会修道士フランシスコ・デ・ロス・サントスは17世紀に、これほどの喜びをもって描かれた絵は前に立つ者の心を必ず温める、と書き残した。1665年の王の没後に作られた財産目録にも、この絵は載っている。

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