
Giovanni Battista Tiepolo · PD
無原罪の御宿り
作品情報
ストーリー
1762年、老いたヴェネツィアの巨匠ティエポロは、スペイン王カルロス3世に招かれてマドリードへ渡り、王宮の天井を飾った。この無原罪の御宿りは、その数年後、アランフェスのサン・パスクアル・バイロン聖堂のために手がけた7枚の祭壇画の一枚である。月を踏み、白百合を手にした聖母の姿は、スペインで長く親しまれてきた主題で、ティエポロもその伝統に沿って描いている。だが宮廷では、より硬質で古典的なメングスの様式が好まれはじめていた。1770年にマドリードで没したのち、アランフェスの祭壇画は聖堂から外され、やがてこの一枚はプラド美術館へ移された。




