
Gleb Simonov · PD
最後の審判
作品情報
ストーリー
このパネルを描いたのは、ドミニコ会の修道士フラ・アンジェリコである。1431年ごろの作だが、独立した絵画ではなく、サンタ・マリア・デリ・アンジェリ教会で荘厳ミサの折に司祭たちが腰かけた長椅子の背もたれだった。注文したのはカマルドリ会で、新しく選ばれた修道院長、人文学者アンブロージョ・トラヴェルサーリのためのものだ。画面の中央には、開いて空になった墓が地平線へと一列に連なる。死者が審判のためによみがえったのだ。上方の光輪のなかにキリストが座し、右手は上を、左手は下を指す。左では義人たちが花咲く園で天使と手をとって輪を舞い、右では罪人が地獄の圏へと引き立てられていく。裁かれる者のなかには、冠をいただく王や司教冠の司教の姿も見える。




