マグダラのマリア

マグダラのマリア


作品情報

制作年
1525
技法
油彩

ストーリー

この聖女は、切れ込みの入った袖に金の鎖、羽根飾りのついた大ぶりの帽子と、ザクセン宮廷の裕福な女性さながらに装い、その正体を告げるのは手にした小さな蓋付きの壺だけだ。壺はマグダラのマリアのお決まりの持物で、福音書によれば彼女がキリストに塗った香油を指す。クラーナハがこれを描いた1525年ごろは、ちょうどルターとその周囲の改革者たちが聖人崇敬と聖画像の崇拝に異を唱えていた時期であり、これほど華やかな信心画を手がけること自体に含みがあった。座る人物の背後に、彼はその伝説からより小さな場面を添えた。荒野で長い年月の悔悛を過ごしたのち、天使たちに天へと運ばれてゆくマグダラのマリアである。

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