
ユトレヒトのマリア広場とマリア教会
作品情報
ストーリー
ユトレヒトのマリア教会は、1085年ごろ、皇帝ハインリヒ4世とユトレヒト司教によって創建されたと伝えられます。1130年代に工事が再開されると、ロンバルディア風の意匠が取り入れられ、アルプスの北では珍しいイタリア的な姿になりました。サーンレダムは1636年にユトレヒトを訪れ、この教会を素描していました。手前にそびえるのはゴシック様式の高い内陣で、その奥に古いロマネスクの部分と八角形の塔が見えます。足もとには日よけの下に品物を吊るした露店があり、木立のそばを町の人々が歩いています。この教会はもう残っていません。フランス支配下の1813年、ナポレオンの戦費をまかなうために取り壊しが始まり、内陣も1844年、芸術と科学のための新しい建物を建てるために壊されました。今は回廊だけが残っています。日よけの縁には、教会の名と画家の署名、1659年11月20日という日付が書き込まれています。




