
Pieter Jansz. Saenredam · PD
アムステルダムの旧市庁舎
作品情報
ストーリー
ピーテル・サーンレダムがこの絵を描いた1657年には、描かれた建物はもう存在していませんでした。ダム広場に建っていた中世の旧市庁舎は、1652年7月7日、塔の上のほうから火が出て、およそ三時間で焼け落ちたのです。サーンレダムは1641年7月にこの建物を実地で素描していて、その素描をもとにこの油彩を仕上げました。素描はいまアムステルダム市公文書館にあります。画面には、軒を接して並ぶ古い建物と、七時ごろを指す二つの時計がついた塔、そして広場を行き交う黒い服の人々が見えます。階段には火事を記した銘文が描かれていますが、年は1651年と誤って記されています。1658年、市の財務官たちが400ギルダーでこの絵を買い、旧庁舎の跡に建てられた壮大な古典様式の新市庁舎の、市長の間に掛けました。





