ピーテル・ヤンス・サーンレダム

ピーテル・ヤンス・サーンレダム

1597–1665 · ネーデルラント共和国 · オランダ黄金時代, バロック


ストーリー

ピーテル・サーンレダムの絵に足を踏み入れると、たいていは背の高い、白い漆喰塗りの、ほとんど人けのない教会のなかに立つことになる。むき出しの壁と柱が、冷たい昼の光に浸されている。この簡素さは、当時としては新しい出来事だった。オランダのプロテスタントは古いカトリックの聖堂から聖像と色彩を取り払っており、サーンレダムは宗教改革が残していったその洗い清められた内部を描いたのである。

彼はおもにハールレムで制作し、新しいことをやってのけた。それ以前の画家たちは、頭のなかで壮大な空想の建築を作り上げていた。サーンレダムは実在の建物へ足を運び、それを実測し、その場で丹念な素描を描いて日付を記した。工房に戻ると、その習作を絵に仕立て、効果のために遠近法を手直ししつつ、本物の教会がそれと分かるようにした。実在の建物をこれほど地誌的な正確さで描いた最初の画家とされる。

自身の言によれば、彼は小柄で病弱だった。それでも四十年近くをこの一つの主題に捧げた。広大な内部を貫いて淡い色の石に落ちる光である。彼が生涯の大半を過ごした町ハールレムの大聖堂、聖バフォ教会を描いた一点は、今日ロンドンのナショナル・ギャラリーに掛かっている。

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作品

12点の作品