
Sailko · PD
干し草作りの休息
作品情報
ストーリー
1848年2月の革命ののち、生まれたばかりの共和国は芸術家たちに国家の注文を配りはじめた。ミレーも、国立美術館の館長となった友人の画家フィリップ=オーギュスト・ジャンロンの口添えで一件を得る。主題は自由に選んでよかった。彼が選んだのは、砂漠へ追われたハガルと息子イシュマエルという壮大な聖書の場面である。だがこれは完成せず、その画布はいまハーグにある。すでに代金を受け取っていた契約を果たすため、ミレーは代わりにこの作品を1849年のサロンに送った。干し草の山の陰で農夫たちが休み、立った女が水差しから飲んでいる。その背後の水辺には牛がたたずむ。国はその後この絵を官庁などに貸し出した。普仏戦争でサン=クルー城が焼け落ちたとき、絵はそこに掛かっていた。傷んだ画布は、のちに切り詰められている。




