
Peter Paul Rubens · PD
聖人たちとエジプトへの逃避途上の休息
作品情報
ストーリー
1701年から1703年にかけて作成されたマドリードのアルカサル目録は、この板絵を、国王付きの宮廷画家たちが仕事場に使っていた一階の部屋に見いだしている。主題はエジプトへの逃避途上の休息で、ヨセフは草を食む驢馬のかたわらで眠り、聖母は岩に腰かけて子を抱く。左手にルーベンスは別の世紀の聖人たちを加えた。竜を連れた聖ゲオルギウスと聖カタリナである。プラド美術館はこのカタリナの顔を、画家の二番目の妻エレーヌ・フールマンのものと見ており、その姿勢は「愛の園」で彼女に与えた姿勢に近い。板は樫で、制作は1632年から1635年のあいだ。右側では天使たちが小羊と戯れている。これから来る犠牲のしるしであり、そのうちの一人が、幼子がいるからと仲間を静かにさせている。




