聖家族のナザレへの帰還

Nicolas Poussin · CC0

聖家族のナザレへの帰還


作品情報

アーティスト
ニコラ・プッサン
制作年
1627
技法
油彩
種類
絵画
寸法
134 × 99 cm

ストーリー

雲の中で天使たちが十字架を運び、下の幼子はそれに向かって両腕を伸ばしています。プッサンがこの絵をローマで描いたのは1627年頃、フランスから移り住んで三年ほど経った頃でした。主題は珍しいものです。舟のそばにひざまずくヨセフが抱く子どもは、もう足腰のしっかりした幼児で、エジプトへ逃れた頃の乳飲み子にしては大きすぎます。つまりこれは、ヘロデ王の死後、聖家族がナザレへ帰る場面です。それでも1956年にクリーヴランドで展示されたときの図録では「エジプトへの逃避」と呼ばれていました。舟の上では船頭が竿を操っています。十字架は、やがて訪れるキリストの受難を予告すると同時に、ヘロデが命じた幼子の虐殺を思い起こさせます。この絵は遅くとも1733年からリヒテンシュタイン侯爵家の所蔵でした。第二次世界大戦後、一家はチェコスロバキアの領地を失って絵を売りに出し、1953年にクリーヴランド美術館が購入しました。

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