
Claude Monet · CC-BY-SA-4.0
アルジャントゥイユの雪に覆われたポントワーズ大通り
作品情報
ストーリー
この絵を描いたころ、モネは鉄道沿いに急成長するパリ北西の町アルジャントゥイユに暮らし、1870年代の大半をここで過ごした。この時期の冬は、彼が何度も立ち返る主題を与えてくれた。雪である。描かれているのはポントワーズ大通り、降ったばかりの雪に覆われたごくありふれた郊外の通りで、厚く着込んだ数人の人影がそこを行く。事件らしい事件は何も起こらない。見どころは、彼の白の扱いにある。その白はけっして単なる白ではなく、影のなかでは青や灰色、淡い菫色をおびる。この寒さのなか戸外で描くとは、雪の上で光が移ろう前に、そして絵具が筆の上で固まる前に、素早く仕事を進めることだった。




