
Theophanes the Greek · PD
トルガの生神女
作品情報
ストーリー
聖母子を描いたこのイコンは、母が子に頬を寄せる「慈愛」の型に属します。その物語はある一夜に結びついています。言い伝えでは、1314年8月8日の夜、ロストフの主教プロホルがヤロスラヴリ近くのヴォルガ川のほとりで足を止めると、対岸に火の柱が立ち、川の上には、それまで無かった橋が架かっていました。渡っていくと、森の中に空中へ浮かぶ聖母の像を見つけたといいます。知らせはヤロスラヴリに伝わり、人々が集まって、その日のうちにここへ一つの聖堂を建て、清めたと伝えられます。こうしてトルガ修道院が生まれ、今もこのイコンを守り、その小さな川の名を負っています。描き手は分かりません。あの時代のイコン画家がほとんどそうであるように。正教会の暦は今もこの八月の日を記しています。




