
Vincent van Gogh · PD
二本の切り取られたひまわり
作品情報
ストーリー
1887年の夏の終わり、ゴッホはパリのモンマルトルで弟テオと暮らしていた。その夏に手がけたひまわりは四点ある。どれも花瓶には挿さっていない。茎から切り落とされた花が、台の上に投げ出されたまま置かれている。
この花にこだわったのは、色を試すためだった。青みのある地に黄色を並べると互いが強く見える。パリで印象派の絵や日本の版画を見たあと、彼はそうした補色の対比を自分の手で確かめていた。
同じ冬、ゴッホはこの連作のうち二点をポール・ゴーガンに譲り、かわりにゴーガンがマルティニーク島で描いた絵を受け取っている。画商ヴォラールの回想によれば、その二点はゴーガンのパリのアトリエで寝台の上に掛かっていた。ゴッホがアルルで、花瓶に挿したひまわりを描き始めるのは、その翌年の夏になる。





