
Berthe Morisot · PD
冬
作品情報
ストーリー
毛皮の帽子に白いスカーフ、喉元には赤い花、両手は暗い色のマフの中。1880年のパリの装いをした若い女性が、ここでは冬そのものを演じています。この絵を買ったのは、18世紀フランス美術の目利きとして知られた収集家シャルル・エフリュッシで、1880年のうちに手に入れました。季節を着飾った女性の姿で表すのは18世紀に好まれた趣向で、同じ年4月の第五回印象派展でこの絵を見た批評家たちも、フラゴナールの名を挙げています。そのとき並んで掛かっていたのが対作品の《夏》で、現在はモンペリエのファーブル美術館にあります。翌年から、モリゾの義兄エドゥアール・マネも女性の姿で《春》と《秋》を描きました。マネがモリゾに応えたことを示す記録はありません。




