
Johannes Vermeer · PD
水差しを持つ女
作品情報
ストーリー
フェルメールが1660年ごろに描いた、静かな朝の一場面だ。青い頭巾の女性が、片手で窓を開け、片手で銀の水差しに触れている。開いた窓から差し込む光が、白い頭巾と真鍮の器、卓上の織物の上を、やわらかく渡っていく。特別な物語はなく、家事のひとこまがそのまま絵になっている。この作品は19世紀の後半、まだ忘れられていたフェルメールがアメリカで初めて美術館に収められた一枚として知られる。壁には当時の地図が掛かり、女性の指は、いままさに水差しの取っ手に触れたところだ。




