
Giovanni Battista Tiepolo · PD
棍棒を持つ女性の寓意像(剛毅?)
作品情報
ストーリー
1740年代のヴェネツィアでは、邸宅の広間は夜、ろうそくを並べたシャンデリアで照らされていました。この楕円形の画面は、そうした部屋のために描かれたものです。ティエポロは本物の金箔を張った地の上に、女性を灰色とクリーム色だけで描きました。アムステルダム国立美術館によれば、四枚の楕円画は壁の高い所に掛けられ、金地がろうそくの光を受けて部屋に照り返すよう意図されていました。女性は雲に腰掛け、重い棍棒に腕をあずけています。そのため彼女は、力の徳である「剛毅」を表すと考えられています。画家たちはこの徳を、ヘラクレスの武器とともに描くことが多かったのです。対になる作品、おそらく「賢明」の寓意は同じ展示室にあり、同じ連作に属するとみられる金地の人物像がさらに二点、ニューヨークのメトロポリタン美術館にあります。




