
ひげの奴隷
作品情報
ストーリー
「髭の奴隷」は、四体の中でミケランジェロが最も深く彫り進めた像だ。名の由来である濃い巻き髭は完全に彫り出され、胸と腹は筋肉の一つひとつまで肉付けされているが、脛から下と台座は荒い石のままだ。片腕は頭の上に曲げられ、もう一方は体に沿って垂れている。脚には帯がきつく巻かれ、これはミケランジェロの彫刻に繰り返し現れるモチーフである。制作年はいまも議論が分かれる。フィレンツェの四体の囚人像を早くも1519年頃とする研究者もいれば、1520年代初めとする説もあり、美術館は1530年代初めとしている。いずれも教皇ユリウス2世の墓廟のためのものだった。





